日本流通学会 関西・中四国部会 第149回定例研究会を開催しました。
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素よりたいへんお世話になり、誠にありがとうございます。
早速ですが、第149回定例研究会についてお知らせいたします。
年末を迎えご多忙中、たいへん恐れ入りますが、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。
【日時】2024年12月7日(土)
研究報告会 14:00~(17:20終了予定)
※理事・幹事会は、13:00から同じ会場で開催予定
【場所】+Teams
立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)B棟5階 B516 研究会室+Teams
〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150(JR茨木駅東口より徒歩5分)
会場アクセスとキャンパスマップ https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=229844&f=.pdf
※Teamsでの参加方法は下記をご参照ください。
【プログラム】(報告35分、質疑応答20分を予定、敬称略)
第1報告
報告者:辻紳一(福山市立大学)
タイトル:「経営活動のリスクマネジメントに関する一考察 -道の駅を事例として-」
司会:池澤威郎(阪南大学)
【概要】
道の駅は、国土交通省にて登録された休憩施設であるが、地域活性化の拠点として注目を集めている。ドライブを楽しむ人の休憩施設、地域の文化・名所・特産物などの情報発信や物販場所が設けられ、当初は目的地までの通過点という位置づけでスタートしたが、今では、地産地消による魅力ある道の駅も増加しており、目的地として訪れる人も多い。また、近年では、リスクは利益の源泉であり、リスクを取って利益を追求しないと企業が成長できないと積極的に捉えられるようになってきており、道の駅でも、経営活動へのリスク対応が求められている。本研究では、道の駅の在庫リスクに着目し、そのリスクに対応する取組方法についての分析を試みる。
第2報告
報告者:池澤威郎(阪南大学)
タイトル:「アウトレットモールの現代的意義と展開に関する基礎的考察~日常と非日常のシームレス化」
司会:粟島浩二(県立広島大学)
【概要】
アウトレットモールは誕生から30年を迎えたといわれ、これまで、その事業特性やデフレ、昨今のインバウンド影響等により大きな発展を遂げてきた。その根幹には、メーカー直営への信頼感や正価品との対比からお値打ちの宝探しの要素など事業システム独自の顧客価値提案があった。しかし、アウトレットモールの発展過程の中で、正価品とアウトレット品との関係性に揺らぎが生じ、「日常」と「非日常」のシームレス化が生じている。本報告では、このアウトレットモールの現代的意義を3つのアウトレットモールの事例を検討することで、その課題や展望について考察したい。
第3報告
報告者:佐々木保幸(関西大学)
タイトル:「農産物直売所チェーン業態の発展に関する一考察」
司会:樫原正澄(関西大学)
【概要】
近年、日本ではJAが展開する大規模農産物直売所や民間企業によるスーパーのインショップ型直売所あるいはチェーンストア形態の直売所が成長している。元来、農産物直売所は、生産者である農家が自ら生産した農産物を直接販売するものであった。それが、今日では商品(農産物)の流通過程を商業資本が担当するようになっている。このような状況を背景に、本研究報告では、日本における農産物直売所の生成と発展、そして民間企業によって展開される農産物直売所チェーンのメカニズムや、それが流通・商業研究にもつ意義を明らかにしていく。
<ご連絡>
研究会終了後、18時00頃から、会場近くのお店「海鮮居酒屋 はなの舞 JR茨木駅前店」
(https://izakaya-hananomai.com/ibaraki/access/)(大阪府茨木市西中条町1−28 1F)での懇親会を予定しています。
(会費:一般会員 3,000円、大学院生1,000円)。こちらも是非ご参加ください。
なお、今回は懇親会参加希望の方には11月29日(金)までに事務局(ikezawa@hannan-u.ac.jp)へメール連絡をしていただきたく存じます。
お手数をおかけいたしますが、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
次回、第150回定例研究会は2025年4月12日(土)阪南大学+オンラインを予定しています。
【Teamsでの参加方法】
次のURLからご参加ください。
トピック: 日本流通学会 関西中四国部会 定例研究会
時間: 2024年12月7日 02:00 PM
会議 ID: 452 315 251 65
パスコード: SXBTxr
日本流通学会 関西・中四国部会 第150回定例研究会を開催しました。
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素よりたいへんお世話になり、誠にありがとうございます。
早速ですが、第150回定例研究会についてお知らせいたします。
新学期を迎えご多忙中、たいへん恐れ入りますが、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。
なお、今回の研究会は英語報告を含む4つの研究報告会となっておりますので、
研究会スタートが30分前倒しの13時30分開始となっております。お間違えの無いように
お願いいたします。
【日時】2025年4月12日(土)
研究報告会 13:30~(17:30終了予定)
※理事・幹事会は、12:30から同じ会場で開催予定
【場所】+Teams
阪南大学あべのハルカスキャンパス(予定)+Teams
〒545-6023 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43あべのハルカス23階
阪南大学あべのハルカスキャンパス(JR天王寺駅・近鉄阿部野橋駅 徒歩1分)
会場アクセスとキャンパスマップ
https://www.hannan-u.ac.jp/harukasu/mrrf43000000vwgw.html
※Teamsでの参加方法は下記をご参照ください。
【プログラム】(報告35分、質疑応答20分を予定、敬称略)
第1報告(報告25分、質疑応答15分。英語報告)
報告者:FLORENCIA Jessica Juliana(フロレンシア ジェシカ ジュリアナ)
(立命館大学・院)
タイトル:「MANAGING URBAN STREET VENDORS: BALANCING PUBLIC SPACE AND ECONOMIC BENEFITS IN INDONESIA」
司会:角谷嘉則(桃山学院大学)
【Summary】
In developing countries like Indonesia, street vendors, a common issue in urban areas, contribute to environmental problems and a lack of tax revenue. Street vendors are an informal sector that the government should focus on as they provide economic benefits, particularly for low-educated individuals and those lacking special skills. This study is located in Blora Regency, which has the lowest minimum wage level in Indonesia and a high level in the informal economic sector. This research examines strategies to regulate street vendors in public spaces, considering their rights and contributions to the local economy, as well as perspectives from policymakers, vendors, and organizations. The study employs a mixed method of descriptive analysis, including observation and interviews, and a quantitative method to determine the optimal street vendor locations. The expected outcome of this study is to provide the best policies for street vendors to enhance their contribution to the local economy.
第2報告
報告者:清水純(株式会社大広・関西学院大学・院)
タイトル:「商業施設(SC)の立地別来館検討要因の細分化モデルの提言と今後求められるプロモーションとテナント構成」
司会:西口真也(阪南大学・予定)
【概要】
本研究は、日本のショッピングセンター(以下、SC)を歴史から紐解き、立地分類・特徴・ターゲットを把握した後に、あるべき将来像を提言するものである。
SCの業態を分類し、変わるSC像を把握するため、昨今の商業施設テナントと今求められているテナントを把握。「モノ」から「コト」消費。「コト」から「経験」消費へと変化するテナントの提供価値を紐解く。一つの手法としてCategory Entry Points(以下、CEP)分析にて各SCを比較し、課題と来館に寄与する要因を抽出。商業施設が今後まとうべきリテールテインメントの要素を分析し、今後SCに必要なテナント構成要素を提言する。
第3報告
報告者:呉 崧源(WU SONGYUAN)(立命館大学・院)
タイトル:「ライブコマースにおける顧客の苛立ちを利用頻度への転換:カスタマー・エンゲージメントを媒介要因として」」
司会:川端康子(埼玉大学)
【概要】
本研究は説得知識理論(Persuasion knowledge theory)を用いて、ライブコマースにおける四つの販売手法が引き起こす消費者の苛立ちを分析した。それがカスタマー・エンゲージメントを通じてプラットフォームの利用頻度に与える影響を検討した。
また、消費者がライブコマースで体験する混合感情(Mixed emotion)にも着目し、快楽(Pleasure)がこのプロセスに及ぼす調整効果も取り入れた。調査は中国の主要なライブコマース・プラットフォームを利用する399名の消費者を対象にアンケートを実施し、データを収集した。本研究の結果から、ライブコマースにおける感情の複雑性への理解を深めると同時に、プラットフォームがカスタマー・エンゲージメントや消費者の長期的な利用を促進するための実務的示唆を提供することができた。
第4報告
報告者:田中彰(京都大学)
タイトル:「21世紀型総合商社の小売進出」
司会:畑憲司(グロービス経営大学院)
【概要】
貿易・中間流通を伝統的な事業としてきた総合商社が小売業に本格的進出するようになってすでに久しく、近年ますますこの領域での存在感を増しているが、それに対する学術研究は限定的である。本報告では総合商社の経営発展に即して、小売業とくにコンビニエンスストアへの進出の経路および現状について論じる。
<ご連絡>
研究会終了後、18時00頃から、会場近くでの懇親会を予定しています。
(会費:関西圏内一般会員 実費4,480円(予定)(上限5,000円)、関西圏外一般会員 3,000円、準会員1,000円)。こちらも是非ご参加ください。
THE BRITANNIA(ザ・ブリタニア)
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-29 AITビルB1 050-5485-6063
アクセス:(近鉄 阿部野橋駅 徒歩3分)https://the-britannia.gorp.jp/
なお、今回は懇親会参加希望の方には3月31日(月)までに事務局(ikezawa@hannan-u.ac.jp)へメール連絡をしていただきたく存じます。
お手数をおかけいたしますが、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
次回、第151回定例研究会は2025年7月12日(土)関西大学+オンライン(特別企画・部会大会)を予定しています。
【Teamsでの参加方法】
次のURLからご参加ください。
トピック: 日本流通学会 関西中四国部会 定例研究会
時間: 2025年4月12日 13:30 PM
会議 ID: 455 623 367 901
パスコード: Qr96AS75
関西・中四国部会 第151回定例研究会(部会大会パネルセッション)を開催しました。
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素よりたいへんお世話になり、誠にありがとうございます。
早速ですが、第151回定例研究会についてお知らせいたします。
初夏の日差しの中で、ご多忙の折大変恐れ入りますが、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。
なお、今回は研究会が150回を超えたことから、2025年度部会大会パネルセッション特別企画「加賀美太記・佐久間英俊・森脇丈子[編著](2024)『コンビニエンスストアと日本の流通』(文理閣)」をめぐって-研究報告・書評・討論」を行います。お気軽にご参加をお願いいたします。
(特別企画が通常の研究会より1時間前倒しで開催されます。開始時間をお間違えのないようお願いいたします)
【日時】2024年7月12日(土)
研究報告会 13:00~(17:30終了予定)
※理事・幹事会は、12:00から同じ会場で開催予定
【場所】関西大学千里山キャンパス第2学舎2号館C507教室
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/campus/ +Zoom
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号(阪急電鉄千里線「関大前」駅下車、すぐ(正門までは徒歩約5分))
会場アクセスとキャンパスマップ https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/campus/
※ZOOMでの参加方法は下記をご参照ください。
今回の特別企画は、加賀美太記・佐久間英俊・森脇丈子編著『コンビニエンスストアと日本の流通』を取り上げ、研究報告と書評を組み合わせて、今回の特別企画は、加賀美太記・佐久間英俊・森脇丈子編著『コンビニエンスストアと日本の流通』を取り上げる。日本のコンビニは、飽和状態が指摘されながらも消費者にとっての利便性の徹底した追求により、あらゆる年代に客層を拡げてきた。その一方で、FCの仕組みや独特の会計、店舗労働者の働き方や食品ロスの問題についての批判もある。同時に、社会的なインフラの一端としてのコンビニへの期待も高まり続けている。今回の企画では、3本の研究報告と書評を組み合わせて、日本社会におけるコンビニ、ならびに、流通の役割について、多面的に議論をしていきたい。
オーガナイザー・モデレーター:加賀美太記(阪南大学)・森脇丈子(流通科学大学)
1. 解題(問題提起と当日報告外の諸章について) 【20分】加賀美太記(阪南大学)
2. 報告
※報告者一人当たり45分(報告40分、単語等の基礎的質問各5分)
第一報告:宮﨑崇将(追手門大学) 「日本のコンビニFCの特殊性」
第二報告:仲地二葉(島根大学・非会員)「コンビニ店舗を支える労働とその課題」
第三報告:杉田宗聴(阪南大学) 「コンビニエンスストアにおける食品ロス問題」
3. コメント
今野聖士(名寄市立大学) 【20分】
佐々木保幸(関西大学)【20分】
4. フロア討論:【40分】 司会:加賀美太記(阪南大学)・森脇丈子(流通科学大学)
<ご連絡>
18時00頃からキャンパス内のレストラン「チルコロ」:関西大学・千里山キャンパス(正門横の新関西大学会館南棟4階)での懇親会を予定しています。
(会費:一般会員 4,500円、大学院生1,000円)。こちらも是非ご参加ください。
なお、今回は懇親会参加希望の方には、6月30日(月)までにメール連絡をしていただきたく存じます。
お手数をおかけいたしますが、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
次回、第152回定例研究会(広島開催)は9月20日(土)広島駅前エールエールA館6階+オンライン(広島修道大学・県立広島大学・福山市立大学)を予定しています。
【ZOOMでの参加方法】
次のURLからご参加ください。
トピック: 日本流通学会関西・中四国部会 理事・幹事会、第151回定例研究会
時刻: 2025年7月12日 12:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoom ミーティングに参加する
https://kansai-u-ac-jp.zoom.us/j/95574894471?pwd=VadZHVwh4ucczSofdvGbJabHQUxz5i.1
ミーティング ID: 955 7489 4471
パスコード: 234777
※当日は13時00分より開場します。
関西・中四国部会 第152回定例研究会(広島開催)を開催しました。
日時:2025年9月20日(土)
場所:エールエールA館6階 会議室ROOM6(30名収容)(広島駅前エリア内会議室)
10:00~11:00 理事幹事会
【第1部】講演:テーマ「新しい広島駅前エリアの誕生と広島の商環境変化の実態と展望」
12:00~12:05 部会長挨拶(京都大学 田中彰)
12:05~12:10 イントロダクション:池澤威郎(阪南大学)より、広島駅前エリアの概略(5分)
12:10~12:40 講演①「JR広島駅『ミナモア』の開業について」
中国SC開発株式会社 前・代表取締役社長 竹中 靖様 30分
(現・JR西日本SC開発株式会社 代表取締役社長)
12:40~13:10 講演②「ゆめタウン・ゆめマートを中心とした多様な業態展開について」
株式会社イズミ 上席執行役員 経営企画本部 本部長
小林 篤志 氏 30分
13 :10~13:25 質疑 15分程度
【第2部】研究報告会(於 会議室ROOM6)※報告時間25分へ短縮、質疑時間は20分
13:30~13:35 開会あいさつ(矢野泉幹事・広島修道大学学長)
13:35~14:00 第1報告(25分)
報告者:リエイ(立命館大学大学院)
タイトル:「UGCプラットフォームにおけるアクティブ・ラーカー行動の形成要因と
その影響:社会的認知理論に基づく実証研究」
司会:川端庸子(埼玉大学)
【概要】
ユーザー生成コンテンツ(UGC)プラットフォームの急速な普及により、ユーザーのエンゲージメント行動の理解がますます重要となっている。RedNote(小紅書)のようなプラットフォームは、生活情報や製品レビューの共有を促進するだけでなく、ピアによる情報拡散を通じて消費者の意思決定にも大きな影響を与えている。従来の研究では、コンテンツを積極的に投稿するユーザーの役割に焦点が当てられてきたが、大多数のユーザーは、閲覧・保存・私的共有といった「見る専」的行動をとっており、いわゆるルーカーとして分類される。
しかし、近年の研究では、すべてのルーカーが受動的なわけではなく、コンテンツを自ら発信しなくとも、情報を他者へ伝達したり、自身の意思決定に活用したりする「アクティブ・ルーキング(active lurking)」という行動が存在することが明らかになってきた。本研究では、このアクティブ・ルーキングを「情報伝達(propagation)」と「情報活用(information utilization)」の2つの次元に分けて検討し、これまであいまいに一括りにされてきた概念を再定義することを目的とする。
理論的枠組みとしては、社会的認知理論(Social Cognitive Theory)を採用し、自己効力感(self-efficacy)と結果期待(outcome expectation)がアクティブ・ルーキング行動にどのように影響するのかを分析する。また、オンラインプラットフォームにおける社会的相互関係(social interaction ties)がこれらの認知要因と行動の関係性をどのように調整するのかにも注目する。
RedNoteのユーザーを対象とした本研究は、UGC環境におけるユーザーの情報行動の背景にある認知的・社会的メカニズムを明らかにし、現代のオンラインコミュニティにおけるエンゲージメント理解に新たな視点を提供することを目指す。
14:00~14:20 第1報告質疑(20分)
14:20~14:45 第2報告(25分)
報告者:孫良南(埼玉大学大学院)・川端庸子(埼玉大学)
タイトル:「アパレル産業における延期-投機理論の考察―SHEINを事例として―(仮)」
司会:木下明浩(立命館大学)
【概要】
アパレル産業における延期-投機理論の考察について中国発の越境EC企業であるSHEINを事例にとりあげる。SHEINのアパレル産業におけるビジネスモデル構造を明らかにし、企画・生産における延期-投機モデルの結合によりエース品番商品の見極めが目的とするワールド社、在庫位置の延期モデルにより迅速に店舗の在庫を補充し、店舗間移動コストを削減することを目的とするハニーズ社、及び延期生産モデルと生産の内製化により流行を把握した製品の企画・生産と不良在庫の削減を目的としているZARAを取り上げ、SHEINの生産システムにおける製品の在庫の形成数の延期-投機モデルを比較して考察する。
14:45~15:05 第2報告質疑(20分)
15:05~15:15 休憩(10分)
15:15~15:40 第3報告(25分)
報告者:厳秀延(広島修道大学)
タイトル:「ソーシャルメディア・インフルエンサーの持続可能な行動が企業のブランド戦略に与える影響―認知された消費者の道徳的責任感の調整効果を中心に」
司会:柳偉達(近畿大学)
【概要】本研究は、ソーシャルメディア・インフルエンサーによる持続可能性への貢献が消費者行動に与える影響を明らかにすることを目的とする。具体的には、経済的・社会的・環境的持続可能性への貢献に対する消費者の認識が、購買意図や推奨意図などの行動意図を通じてブランド信頼に及ぼす影響を検討する。また、消費者の道徳的責任感が、これらの関係にどのように調整効果をもたらすかを検討する。これにより、従来のインフルエンサー研究で不足していた「持続可能性」と「倫理性」という二つの要素を統合的に捉えた分析枠組みを提示することが
可能となる。学術的には、インフルエンサーマーケティング効果の規定要因を拡張させるとともに、実務的には企業がインフルエンサーを起用する際に考慮すべき持続可能性評価およびリスクマネジメントの指針を提供することを目指す。
15:40~16:00 第3報告質疑(20分)
16:00~16:25 第4報告(25分)
報告者:谷本貴之(愛媛大学)
タイトル:「ヤマキ株式会社におけるマーケティング戦略-地方の老舗食品メーカーの
市場創造-」
司会:齋藤雅通(立命館大学)
【概要】本報告はヤマキ株式会社の事業展開についてとくに市場創造という視点から跡付け、そのマーケティングの特徴を究明することをテーマとしている。ヤマキはかつおの削り節とだしという事業ドメインにおいて各時代の市場ニーズに対応した商品を展開したり、流通チャネルの開拓やコミュニケーション活動、マーケティングや営業にかかわる部門の東京への配置など、全国市場を見据えたマーケティング戦略を展開してきた。同社の事例から、地方に存立しながらも全国的シェアのナショナルブランドを複数擁する中堅規模の食品メーカーのマーケティング実践のあり方や、老舗企業として伝統食品の製造販売を事業の基点・基盤としつつも、時代のニーズに寄り添う持続的なマーケティングの展開方法について示唆を得ることを目的とする。
16:25~16:45 第4報告質疑(20分)
16:45~16:50 閉会の挨拶(田中部会長)(15分)
※タイムテーブルは現時点の予定であり、多少変更する場合がございます。
(17時撤収、その後移動ないし各自視察)
18:00~懇親会
【懇親会】
miobyDoTS(ミオバイドッツ)JR広島新駅ビル「ミナモア」3階
アクセス:https://dots4bw.co.jp/produce/2024/90/
株式会社DoTS 代表取締役社長 谷口千春氏(ご挨拶・予定)
※地域コミュニティ拠点となっている話題の飲食施設となっています。
(会費:一般会員 5,000円、大学院生1,000円)。こちらも是非ご参加ください。