関東甲信越部会
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  • 2023年度の部会活動
    2022年12月10日(土) 第1回部会研究会
    〇2023年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第1回部会研究会
    〇日時 2022年12月10日(土) 14:00~17:20
    〇場所 zoom
     他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします。
     非会員の方につきましては、修士課程の大学院生は何度でもご参加いただけますが、博士課程の大学院生とそれ以外の方の参加は2回までとさせていただきます。是非ご入会をご検討ください。

    〇テーマ:フリーセッション
    〇モデレーター:武市三智子(東洋大学)
    〇部会研究会スケジュール(敬称略)
    ・14:00~14:05 開会、モデレーター(武市)挨拶
    ・14:05〜15:10 第1報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
      木島豊希(関東学院大学)「トラック予約受付システムの導入と制度的圧力及び経済性要因との関係:加工食品卸売業者の導入事例を用いた質的比較分析(QCA)に基づく考察」
      コメンテーター:秋川卓也(日本大学)
     <報告要旨>
     トラック予約受付システム(TAS)は、主にトラック運転者の生産性向上に向けて、荷主によって導入され始めている。しかし、TASの導入は、直接的な費用負担になり、必ずしも経済合理性のある行動であるとは限らない。そこで、導入要因を制度的圧力を受け入れて正当性を獲得するという考え方も踏まえて理解したい。本報告では、加工食品卸売業者の導入事例を用いた質的比較分析(QCA)を通じて、TASの導入要因を経済性と制度的圧力の両面から考察する。

    ・15:15〜16:20 第2報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
      久保康彦(相模女子大学)「現代流通の取引編成原理と取引主体の意義について」
      コメンテーター:木立真直(中央大学)
     <報告要旨>
     現代流通の取引編成原理に焦点を当て、なかでも財の社会的移動という観点から市場やその他の制度に注目することで、流通編成原理について整理する。また、その整理の過程で明らかになった問題点と取引主体(商人)の果たす役割について検討した。

    ・16:25〜17:30 第3報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
      茂木信太郎(信州大学)「コロナ禍と外食産業」
      コメンテーター:野﨑俊一(京都外国語大学)
     <報告要旨>
     2010年代後半、外食産業界は2020東京オリンピック・パラリンピックの開催準備と、訪日外国人の急増という市場環境のなかで、それまでの低迷状態から抜け出しつつあるかに見えていましたが、2020年からはコロナ禍に遭遇し、文字通り火の消えたような様相となりました。2年を経た2022年にいたって、最近ではウイズコロナないしアフターコロナといわれるようになりました。外食産業界はこの間にどのような影響を被りそして今どのような課題を提示しているのかについてマクロ的な観点から報告します。

    ・17:30~17:35 部会長挨拶、閉会
  • 2022年度の部会活動
    第1回 部会研究会
    〇2022年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第1回部会研究会
    〇日時 2021年12月11日(土)14:00~17:35
    〇場所 Zoom(他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします) 

    〇テーマ:新しい流通・小売のあり方
    〇モデレーター:井上真里(中央大学)

    〇スケジュール(敬称略)
    ・14:00~14:05 開会、モデレーター挨拶

    ・14:05〜15:10 第1報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
     近藤 公彦(小樽商科大学)・中見 真也(神奈川大学)・白鳥 和生(日本経済新聞社)「ネオリテール─小売業の近未来を構想する─」
     コメンテーター:圓丸 哲麻(大阪市立大学)
    【報告要旨】
     ネオリテールとは、デジタル・トランスフォーメーションとコロナ禍を経たニューノーマル時代において構想されるべき新たな小売ビジネスモデルを指す。
     本報告では、まず、コロナ禍に伴う消費者行動の変化と小売業の対応、ならびに近年の先端的な小売業の事例を紹介し、次に、そうした現象を踏まえながら、ネオリテールの全体像を顧客関係性、価値の創造と提供、活動システム、および収益フォーミュラの観点から提示する。

    ・15:15〜16:20 第2報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
     李 熙明(明治大学大学院)「ラグジュアリー・ブランドにおけるブランド拡張の成功要因」
     コメンテーター:平山 弘(阪南大学)

    【報告要旨】
     現在のLB市場において、LB各社は売上高の増大や新規顧客を獲得するために、ブランド拡張戦略を実施している。一方、ブランド拡張は既存ブランドのブランド・エクイティを拡張新製品に適用することであるため、もし消費者が拡張新製品に対して否定的な態度を示す場合、今まで培ってきたブランド・エクイティが損なわれることになり、既存ブランドのブランド・イメージを希薄化させる恐れがある。本研究ではブランド真実性とブランド・リレーションシップをラグジュアリー・ブランドのブランド拡張における重要な成功要因として取り上げ、ブランド拡張評価に及ぼす影響について検証していく。

    ・16:25〜17:30 第3報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
     中嶋 嘉孝(拓殖大学)・松井 邦憲(MATSUI・OFFICE)「家電流通の新しい形ーローカルプラットフォームの現状と課題-」
     コメンテーター:福田 敦(関東学院大学)
    【報告要旨】
     家電流通の市場規模は、7兆円規模であり、この10年ほど横ばいで推移している。しかし街の電気屋さんと呼ばれる地域電気店は、大幅に減少している。その中でボランタリーチェーンであるコスモス・ベリーズは、地域電気店を中心に加盟店を増やし、電気店から他業種に広げ、困りごとを解決するローカルプラットフォームを推進している。このローカルプラットフォームについて、新潟県の事例を使いながら現状と課題を考察する。

    ・17:30~17:35 部会長挨拶、閉会
    第2回 部会研究会
    〇2022年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第2回部会研究会
    〇日時 2022年3月19日(土)14:00~17:00
    〇場所 Zoom
     他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします。
     非会員の方につきましては、修士課程の大学院生は何度でもご参加いただけますが、博士課程の大学院生とそれ以外の方の参加は2回までとさせていただきます。

    〇テーマ:小売業の調達と経営課題
    〇モデレーター:鍾 淑玲(東京工業大学)

    〇スケジュール(敬称略)
    ・14:00~14:05 開会、モデレーター挨拶

    ・14:05〜15:10 第1報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
     浦上 拓也(神奈川大学)「プライベート・ブランド調達の課題」
     コメンテーター:堂野崎 衛(拓殖大学)
     
    【報告要旨】
     プライベート・ブランド(PB)の品質は向上している。PBが小売業の差別化に貢献しているなら、小売業にとってその調達が容易であるはずがない。しかし、その調達については明らかになっていないことが多い。先行研究をレビューしたところ、その課題はPBのタイプと製品カテゴリーによって大きく異なる。NBメーカーから調達する場合、そのブランド・ポートフォリオが鍵であることを示し、1つの事例を取りあげる。

    ・15:15〜16:20 第2報告(報告35分、コメント10分、質疑応答20分)
     岸本 徹也(日本大学)、「小売フォーマットとチェーンストア組織」
     コメンテーター:鍾 淑玲(東京工業大学)

    【報告要旨】
     近年、本部主導型のチェーンストアでは店舗従業員の自律的な行動を期待することが難しいことから、本部に主要な権限を保持しつつ店舗の権限範囲を拡大する個店経営が注目されている。しかし、本部主導型のチェーンストアが機能しなくなったという訳ではなく、小売フォーマットによりチェーンストア組織の有効性が異なると考えられる。報告では、小売フォーマットとチェーンストア組織の関係について議論を展開していきたい。

    ・16:20~16:25 部会長挨拶
    ・16:25~17:00 懇談会(自由参加)
    第3回 部会研究会
    ○2022年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第3回部会研究会
    ○日時 2022年6月4日(土)14:00~17:10
    ○場所 zoom
     他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします。
     非会員の方につきましては、修士課程の大学院生は何度でもご参加いただけますが、博士課程の大学院生とそれ以外の方の参加は2回までとさせていただきます。

    〇テーマ:サービス・マーケティング研究
    〇モデレーター:原田将(明治大学)・菊池一夫(明治大学)

    〇スケジュール(敬称略)
    ・14:00~14:05 開会、モデレーター挨拶

    <院生報告>
    ・14:05~14:55 第1報告(報告20分、コメント10分、質疑応答20分)
     丁明(明治大学大学院経営学研究科)「電子商取引におけるフルフィルメントが顧客満足に与える影響」
     コメンテーター:菊池一夫(明治大学)
    【報告要旨】
     電子商取引市場の急成長に伴い、電子商取引における顧客満足について研究が進められている。しかし、電子商取引において、フルフィルメントが重要な役割を担うことが指摘されているが、フルフィルメントと顧客満足の関係に関する研究が少ない。本報告では、「延期-投機の原理」という古典的な枠組みを電子商取引に適用し、フルフィルメントの概念と特徴を説明する。そして、電子商取引において、顧客満足に影響を与えるフルフィルメントの要素を明らかにする。

    <サービス研究における価値共創>
    ・15:05~15:10  6月例会の主旨説明 原田将(明治大学)

    ・15:10~15:40  第2報告
    大藪亮(岡山理科大学)「北欧学派におけるサービス・ロジックの展開」
    【報告要旨】
     サービス・ロジックは、サービス概念に関するこれまでの北欧学派の研究を基礎としている。そのロジックはビジネスに対する考え方や視点として構築・展開されており、様々な企業や業態にも適応可能であることが指摘されている。さらに、カスタマー・ドミナント・ロジックを提唱する北欧学派の研究者たちも存在する。本報告では、サービス・ロジックが登場した背景及びその体系について既存研究を整理しながら、マーケティング研究に対するインパクトについて検討する。

    ・15:40~16:10 第3報告
    庄司真人(高千穂大学)「サービス研究とサービス・ドミナント・ロジック:流通論への示唆」
    【報告要旨】
     サービス・ドミナント・ロジック研究は、サービス概念を価値共創の基盤として位置づけ、ナレッジ・スキルの適用と再定義することによってサービス研究を大きく進化させてきている。これによりサービス研究も有形財と比較した無形財がもつ限界に注目することからエコシステムでのサービスによる価値共創に関心が移っている。本報告では、これら既存の研究をもとに価値を生産から消費へと流れる一方向の流通ではなく、双方向に交換されるサービス交換と流通論との関係について考察するものである。

    ・16:10~16:15 簡単な質問(用語確認等)
    ・16:20~17:00 パネルディスカッション
    モデレーター 菊池一夫(明治大学)、大藪亮(岡山理科大学)、庄司真人(高千穂大学)

    ・17:05~17:10 部会長挨拶
    ・17:10~17:40 懇談会(自由参加)
    第4回 部会研究会 <第1部 院生セッション>
    〇2022年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第4回部会研究会
    共催:拓殖大学経営経理研究所附属フランチャイズビジネス研究センター
    〇日時 2022年9月10日(土)12:30~17:20
    〇場所 zoom
     他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします。
     非会員の方につきましては、修士課程の大学院生は何度でもご参加いただけますが、博士課程の大学院生とそれ以外の方の参加は2回までとさせていただきます。

    〇テーマ:フランチャイズビジネスをめぐる研究潮流と課題
    〇モデレーター:堂野崎衛(拓殖大学)
    〇スケジュール(敬称略)

    <第1部:院生セッション> 
    ・12:30~12:35 部会長挨拶 武市三智子(東洋大学)
    ・12:35~13:10 第1報告(報告時間20分、質疑応答15分)
    橋本芙奈(鳥取大学大学院)、種市豊(山口大学)「中国地方3県における中小採卵養鶏経営のマーケティング戦略に関する一考察」
    【報告要旨】
    鶏卵は、「物価の優等生」と呼ばれるが、近年は配合飼料価格の高騰等に伴い、価格の維持機能が限界を迎えている。また、鶏卵市場の成熟やブランド数の急増等によるコモディティ化がマーケティング上の課題となっている。本研究では、鳥取県、島根県、山口県の中小採卵養鶏経営に対し、主にチャネル選択やローカルスーパーとの取引内容に焦点をあて調査を実施した。中小採卵養鶏経営における鶏卵の差別化やチャネル戦略に関して報告する。

    ・13:15~13:50 第2報告(報告時間20分、質疑応答15分)
    鎌田修全(中央大学大学院)「「県オリジナル品種」を用いた製品差別化戦略の展開とその課題―長野県リンゴ産地の取組みを事例として―」
    【報告概要】
     果樹の新品種の育種・普及は、長い年月と多くの費用を要するため、公的研究機関がその主体を担ってきた。特に、県が独自に育成した新品種は、当該産地の中核品種に位置付けられ、産地マーケティングにおいて製品差別化戦略に活用されている。さらに、国内法整備を背景に、育成者権、商標権活用の試みも進む。本報告では、長野県リンゴ産地を事例に、これら「県オリジナル品種」を用いた製品差別化戦略の展開とその課題を検討する。
    第4回 部会研究会 <第2部:研究会テーマ「フランチャイズビジネスをめぐる研究潮流と課題」>
    〇2022年度 日本流通学会 関東・甲信越部会 第4回部会研究会
    共催:拓殖大学経営経理研究所附属フランチャイズビジネス研究センター
    〇日時 2022年9月10日(土)12:30~17:20
    〇場所 zoom
     他部会員、非会員の方もご参加いただけます。参加ご希望の方は、武市まで(michiko_t@toyo.jp(@を半角に換えて送信してください))ご連絡ください。折り返し、ZoomのIDとパスコードをお知らせいたします。
     非会員の方につきましては、修士課程の大学院生は何度でもご参加いただけますが、博士課程の大学院生とそれ以外の方の参加は2回までとさせていただきます。

    <第2部:研究会テーマ「フランチャイズビジネスをめぐる研究潮流と課題」>
    ・14:00 9月例会の趣旨説明 堂野崎衛(拓殖大学)
    ・14:05 挨拶 田嶋規雄(拓殖大学経営経理研究所附属フランチャイズビジネス研究センター長)
    ・14:05~15:05 第1報告(報告時間40分、質疑応答20分)
    大日方良光(日本フランチャイズチェーン協会専務理事)「フランチャイズビジネスの現状と課題」
    進行:堂野崎衛(拓殖大学)
    【報告要旨】
    日本でフランチャイズビジネスがはじまり50年になり、いまやフランチャイズビジネスの市場規模は25兆4千億円(2020年度JFA調べ)と非常に大きなものになっている。身近なところでは国内で5万店を超えるコンビニエンスストアであるが、その他小売業・外食業・サービス業と様々な業種でフランチャイズ・システムが導入されている。日本におけるフランチャイズの歴史と現状、今後の課題について一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の現在の取り組みとあわせて報告する。

    ・15:15~16:15 第2報告(報告時間35分、コメント10分、質疑応答15分)
    小本恵照(駒澤大学)「高齢化時代におけるフランチャイズ研究:現状の把握と今後の研究の方向性」
    コメンテーター:福田敦(関東学院大学)
    【報告要旨】
    世界的に高齢化が進む中で、高齢者に焦点を当てた研究が進んでいる。その背景には、将来に向かっての時間的な視野や目標が高齢者と若年者とでは異なっているため、年齢を明示的に考慮したより精緻な研究が求められていることによる。本報告では、労働分野における高齢化研究の現状を概観する中で、(1)これまでのフランチャイズ研究を振り返り、(2)フランチャイズ・ビジネスにおける高齢化研究の今後の可能性について検討する。

    ・16:20~17:20 第3報告(報告時間35分、コメント10分、質疑応答15分)
    川端基夫(関西学院大学)「フランチャイズ研究の新たな課題-法人フランチャイジーとは何か-」
    コメンテーター:北島啓嗣(福井県立大学)
    【報告要旨】
    日本のフランチャイズ市場は、今や26兆円にまで成長したとされ、日常生活に深く浸透している。しかし、日本ではフランチャイズという仕組みを真正面から捉えた研究は、かなり限られたものにとどまっている。本報告は、拙著『日本の法人フランチャイジー』(新評論、2021)をベースとして、フランチャイズ研究が抱える基本的課題、日米の相違、日本特有の特性などを明らかにし、今後のフランチャイズ研究に必要な新しい視角を示したい。

    ・17:20 部会長挨拶、閉会
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